こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
『シングルスよりダブルスの方が好き!』
『もっとプロのダブルスが注目されて欲しい』
『ラファエル・ナダル好き!』
そのような方向けの記事です。
ラファエル・ナダル、全仏オープンで既に12度の優勝という史上最高の偉業を成し遂げている生ける伝説。彼はシングルスをメインに戦っていますが、ダブルスにも出場することがあります。ダブルスも非常に強く、ツアーで何度も優勝を成し遂げています。詳細を見ていきましょう。
ダブルス成績
ダブルスの成績を見ていきましょう!(2021年時点)
通算成績 | 137勝74敗 タイトル獲得数11 世界ランキング最高26位 |
タイトル内訳 | マスターズ1000 3回(ハード2 クレー1) オリンピック 金メダル(ハード) ATP500 1回(ハード) ATP250 6回(ハード5回 クレー1回) 合計:ハード:9回 クレー:2回 |
芝コートはウィンブルドンのシングルス1大会のみに集中しているようです。
マスターズ1000を3回優勝してるだけでも凄すぎるのですが、オリンピックで金メダルを獲得しています。
ナダルのキャリアにおいてとても大きな意味を持つでしょう。シングルスは3位決定戦で我らが錦織圭に敗戦し、メダル獲得に至れませんでした。
クレー最強のナダルでも、ダブルスではクレーコートのタイトルが少ないです。
推察ですが、クレーシーズンはナダルはほとんど負けることがないので、最も試合スケジュールが過密になります。シングルスに集中するため、出場そのものを減らしているのではないでしょうか。
パートナー
ナダルは様々な選手とのダブルスでタイトルを獲得しています。
選手 | 国籍 | ナダルのタイトル数 |
マルク・ロペス | スペイン🇪🇸 | 5 |
トミー・ロブレド | スペイン🇪🇸 | 2 |
アレックス・ロペス・モロン | スペイン🇪🇸 | 1 |
アルベルト・コスタ | スペイン🇪🇸 | 1 |
パブロ・カレーニョ・ブスタ | スペイン🇪🇸 | 1 |
ファン・モナコ | アルゼンチン🇦🇷 | 1 |
基本、同国の選手とペアを組んでいますね。アルゼンチンのファン・モナコ選手は錦織圭とも仲が良いようで、シングルスでランキングTOP10入りを達成した実力者です。彼の人柄の良さが想像できます。
次項からナダルのダブルス戦術について解説します。
ナダルのダブルス戦術
ナダルは、どういったプレーをしているのか。
サーブの時
サーブアンドボレーはせず、通常の後衛vs後衛のストローク戦で戦います。サーブの位置はややシングルスの時よりサイドラインに近い所で打っていますが、基本的にシングルスと変わらない所が打っていますね。
そのままアイ・フォーメーションというダブルスの陣形を使う場面が多めの印象です。ペアがサーバーの時は通常のダブルスのボレースタイルでいますね。
レシーブの時
自分がレシーブの時はシングルスと違い、ほぼベースライン上に構えて前で取るようにしています。強烈なグラウンドストロークを持つナダルも流石にダブルスで下がってはポイントは取れないということです。
ペアがレシーブの時は、ナダルも前に行かず2人とも後ろでストロークを行うツーバックという戦術で戦っていました。
これは相手がビッグサーバーの時に特に有効な方法で、ビッグサーバーのボールをリターンすると前衛に捕まりやすい上に、テンポが早いので、前で構えていると反射神経が間に合わないことが多々あります。
ツーバックにすれば、その心配は無くなります。ただし、ドロップボレーのケアが常に必要になりますのでご注意ください。ナダル選手は足も早いので、抜かりなさそうですね。
また、ナダルのこういったシングルス、ダブルスの戦術の創意工夫は彼のどのような考え方が根本にあるのか。それは「ラファエル・ナダル10の名言」、参考になると思います。考える行為を大切にしている言葉があります。
夢の共演ダブルス
ナダルは、主なツアーは同じスペインの選手と組むことが多いですが、エキシビションマッチでは、夢の共演ダブルスを実現しています。
フェデラーとのダブルス
レーバーカップという大会はご存知でしょうか。チームヨーロッパとヨーロッパ以外の選手チームで分かれてシングルス・ダブルス両方の団体戦を行う、親善試合のようなものです。
ナダルはヨーロッパチームとしてフェデラーとダブルスを組んで戦ったことがあります。2人とも守備範囲が広すぎるせいで、お互いがボールを打とうとして、フェデラーがギリギリかがんで避けるシーンなど、楽しい場面盛りだくさんの試合でした。
その時の対戦相手はアメリカのソック/クエリーのペアで、2人ともダブルスも上手なペアでしたが、結果は6-4 1-6 10-5 でフルセットの勝利を挙げました。
ジョコビッチとのダブルス
ジョコビッチとは公式戦でダブルスを組んだことがあります。エキシビションではなく。公式戦です。対戦相手はカナダのラオニッチ/ポスピシルのペアで、トロントの大会でした。このダブルスも2人の守備範囲の凄まじさが光る試合展開となりました。
結果は7-5 3-6 8-10 でフルセットでの惜敗。ラオニッチもポスピシルも攻撃的なプレイスタイルなので、ダブルスだとこの2人の方が優位な展開が多かったように思います。
まとめ
ナダルはダブルスでも優秀な成績を収めていることがよくわかりました。
いかにストロークの鬼でも、ストロークを打つポジションはシングルスよりも、かなり前にしています。シングルスは後方、ダブルスは前方で早いタイミングで返しています。
2021年のオリンピックでは誰とペアを組んで日本に来てくれるか、今から非常に楽しみです。
Tennis Windsでは、『テニス🎾に関わる全ての人々をより幸せに』の理念の元、発信を続けています。是非、他の記事にも遊びに来てみてください。
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