こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
「錦織圭の活躍は知ってるけど、他の日本人、アジア人はどうなの?」
「テニスの歴代記録を知るのが好き」
錦織圭の活躍で「日本人初」「アジア男子初」といった見出しのニュースを沢山目にされたのでは無いでしょうか。
では、今までのアジア男子テニス界で最高の成績を残した人たちは誰だったのでしょうか。本人の自己最高シングルス順位をランキング形式でお伝えします。
*オープン化以降のランキングです。
*アジア国の定義は日本の外務省HPのアジア区分の国家を対象としています。(そのため、カザフスタンやウズベキスタンなどは今回対象外です)
11位 松岡修造(46位・日本🇯🇵)
国際テニスの大会に全ての選手が出場できるようになってから、初の世界に通用した日本人男子選手。
ウィンブルドンベスト8、準々決勝ではピート・サンプラスから1セット奪う大健闘を見せます。
身長188cmと大柄。ビッグサーブを武器とした選手として海外の解説でも紹介されていました。伝説のプレイヤー、ステファン・エドバーグ、ゴラン・イバニセビッチに勝利しました。
彼がいるかいないかで気温が変わる云々など、タレントとしても才能を発揮しまくっている現在です。が、本当にテニス単体だけでも凄い人なのです。
戦績 1989,1992年 ATPTOUR シングルス準優勝 1992年 ATP TOUR シングルス優勝 1995年 ウィンブルドン ベスト8 生涯成績:145勝163敗
9位 (同率) イ・ヒョンテク(36位・韓国🇰🇷)
日本で松岡修造氏が世界の道を切り開いたように、韓国テニスで初めて世界へ通じ、道を切り開いた韓国人選手。
強烈な片手バックハンドを基軸に、全てのショットのコントロールが抜群でした。
ゴラン・イバニセビッチ、マイケル・チャン、カルロス・モヤ、ファン・カルロス・フェレーロ、アンディ・ロディック、ジョー・ウィルフリード・ツォンガ、アンディ・マレー、ダビド・フェレール(5位)
と数々のレジェンドに勝利しました。
戦績
2001年ATP TOUR 準優勝
2003年ATP TOUR 優勝
全米オープン 2回 4回戦進出
全仏オープン・ウィンブルドン 3回戦進出
生涯成績:161勝164敗
9位(同率) 杉田祐一*(36位・日本🇯🇵)
*は現役選手です。
主な拠点が日本で唯一ATPツアーで優勝した日本人選手。
身長175cmと日本人体格で、日本歴代3位の36位を記録しています。
フラットの攻撃的ストロークショットが持ち味で、ボールが滑る芝のコートで相性が良く、芝のATP250で優勝しました。(日本人で唯一の芝大会ATPツアー優勝者)
ドミニク・ティーム(7位)、ダビド・フェレール、リシャール・ガスケ、カレン・ハチャノブ、ジャック・ソック(9位)に勝利しました。
彼は且つて言いました、
「錦織圭の活躍を見て、もしかしたら自分も、20-30位くらいまで行けるかも、という自信になる」
杉田祐一
有言実行の男です。
戦績 2017年 ATP250優勝 2017年 シンシナティマスターズ1000 ベスト8 現在成績:55勝90敗
8位 ハルーン・ラヒム(34位・パキスタン🇵🇰)
1970年代に活躍した、パキスタンテニス史、歴代最強の選手。
アーサー・アッシュ、ジミー・コナーズに勝利をあげました。
戦績
ATPツアー優勝1回、準優勝6回
生涯成績:138勝168敗
7位 ルー・イェンスン(33位・台湾🇹🇼)
台湾人初の、世界で通用した台湾テニス界のパイオニア。主に2010年代に活躍しました。
身長180cmでコントロール重視の安定感抜群のテニススタイルです。
ウィンブルドンでアンディ・ロディックに勝利し、ベスト8とアジア男子歴代最高タイの記録です。
ギレルモ・コリア(3位)、ダビド・ナルバンディアン(11位)、アンディ・ロディック(7位)、レイトンヒューイット、ヤンコ・ティプサレビッチ(8位)ダビド・フェレール(3位)、トマーシュ・ベルディヒ(5位)、アンドレイ・ルブレフとTOP10選手への勝利も多数。
戦績
2008年 北京オリンピック ベスト16
2010年 ウィンブルドン ベスト8
2014年 ATP250 準優勝
6位 西岡良仁*(24位・日本🇯🇵)
身長170cm。アメリカの名門IMGアカデミーの過酷なプロ試験を通過した、数少ない日本人。
一時は和製ナダルと呼ばれるような、左利きのスピン・エッグボールとバックのフラットショット、そして俊足。唯一無二のスタイルで堂々の日本歴代2位の記録を作っている現役選手。
更なる活躍が期待されます。
vsTOP30勝利選手(試合した時の相手のランキング)
フィリップ・コールシュライバー(29位)、フェルナンド・ベルダスコ(28位)
ダニエル・エバンス(27位)、ニコラス・バシラシビリ(26位)
カレン・ハチャノフ(24位)、デニス・シャポバロフ(24位)
フェリシアーノ・ロペス(23位)、ロベルト・バウティスタアグート(22位)
フェリックス・オジェ・アリアシム(22位)、イボ・カルロビッチ(21位)
アレックス・デミノー(21位)
vsTOP20
ジャック・ソック(18位)、ダビド・ゴファン(18位)
テイラー・フリッツ(16位)、トマーシュ・ベルディヒ(14位)
オルガー・ルーネ(11位)
vsTOP10
ガエル・モンフィス(10位)、アンドレイ・ルブレフ(8位)
錦織圭(5位)、キャスパー・ルード(2位)
これだけTOP30を倒しています。彼自身が24位に入ったのも、ふさわしい実績だと思います。
戦績 2018年 中国ATP250優勝 2019年 シンシナティマスターズ ベスト8 2020年 デルレイビーチATP250 準優勝 2021年 全豪オープン3回戦 2022年 ワシントンATP500 準優勝、韓国ATP250 優勝 2023年 全豪オープン4回戦 全仏オープン4回戦
5位 ラメシュ・クリシュナン(23位・インド🇮🇳)
テニス漫画、ベイビーステップのラメシュ・クリシュナ選手と名前が似ています。名前はこの方が由来なのですかね?
1980年に活躍したインドシングルス歴代2位の選手。右利きの片手バックハンドでスライスの名手。
なんと身長は170cm。今回のランキングで最も身長が低いレジェンドです。
マッツ・ビランデル(1位)、アンドレ・アガシ、ジミー・コナーズに勝利しました。
戦績
ウィンブルドンベスト8
全米オープン ベスト8
最終成績:319勝285敗 ツアー優勝8回
4位 チョン・ヒョン*(19位・韓国🇰🇷)
イ・ヒョンテクが切り開いた韓国テニスを引き継ぎし、韓国テニス界歴代最強選手。
身長188cmの長いリーチと、丸太のような太い足元から繰り広げられる、強烈なカウンターテニスが持ち味。
全豪オープンではアジア男子初のベスト4にし、ノバク・ジョコビッチにストレート勝利。
錦織圭を尊敬し、追いかけていると他選手へのリスペクトも欠かさない素晴らしい選手です。
現在は故障からの復帰を目指しています。
戦績
2017年 next gen finals 優勝
2018年 全豪オープンベスト4 マスターズ1000 ベスト8 2回
現在成績:86勝69敗
3位 ビジャイ・アムリトラジ(18位・インド🇮🇳)
身長193cm、インドテニス界史上最高シングルスランキングを記録。
1970-80年代にかけて活躍したサーブアンドボレーヤー。
クリシュナンと世代が被り、インドシングルス2大巨塔として、国に大貢献しました。
TOP10選手への勝利多数で、ジミー・コナーズ、ロッド・レーバー、ビヨン・ボルグ、イリ・ナスターゼ、ケン・ローズウォール、ジョン・マッケンローに勝利しています。
戦績
ウィンブルドン ベスト8
全米オープン ベスト8
最終戦績:399勝308敗 ツアー優勝15回
2位 パラドーン・スリチャパン(9位・タイ王国🇹🇭)
オープン化以降、アジア男子史上世界TOP10に輝いた、たった2選手の内の一人。
2000年代に活躍した選手で身長185cmから繰り出される強烈なストロークが持ち味。
体の柔軟性も素晴らしく、守備力も凄まじい選手でした。
国からも特別に兵役が免除され、タイ国王に直々に招かれる、一流女優との結婚など、アジアの英雄として名を残しています。
戦績
2002年 マスターズ1000 ベスト4 ツアー優勝2回 準優勝2回
2003年 マスターズ1000 ベスト4 ツアー優勝2回
2004年 ツアー優勝 ツアー準優勝
2005年 ツアー準優勝2回
2006年 マスターズ1000 ベスト4
キャリア通して、ATPツアーベスト4多数
グランドスラムは4回戦が最高
最終戦績:239勝193敗
1位 錦織圭*(4位・日本🇯🇵)
松岡修造が切り開いた日本人世界ツアーへの道を受け継いだ、アジア男子歴代最強人物。
小学生の頃は国内で敵なしで渡米。18歳2ヶ月でATP250優勝。
天才的なショットセンス、攻撃的なフォアハンド、世界最高レベルのバックハンド、ファイナルセット歴代勝率トップレベルのメンタル。
数々のアジア男子テニス界の記録を塗り替え続ける、島根が生んだ奇跡のテニスプレイヤーです。
主な戦績 マスターズ1000 準優勝4回 ATPツアーファイナルズ ベスト4 2回 2014年全米オープン準優勝 ATP500優勝6回 BIG4全員に2回以上勝利 2016年 オリンピック銅メダル ATP250 メンフィス4連覇 デビスカップ 20勝3敗
まとめ
アジア男子歴代シングルス最強ランキングを紹介しました。
松岡修造が日本テニス界を導き、錦織圭が続きました。そしてその錦織圭の活躍で杉田祐一やチョン・ヒョン、西岡良仁の新たな活躍が生まれました。
アジア各国もどんどん経済成長を果たし、これから沢山のアジア諸国が、より世界で戦えるようになるに違いありません。
次は、誰がこのランキングを更新するのか。楽しみです。
Tennis Windsでは、『テニス🎾に関わる全ての人々をより幸せに』の理念の元、発信を続けています。是非、他の記事にも遊びに来てみてください。
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