こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
『試合で連敗している』
『チャンスボールをミスしてしまう』
『前は入っていたボールが、入らなくなってしまった・・・』
そのような方向けの記事です。
イップスは、上を目指すなら、いつか通る道。錦織圭や大坂なおみ、世界最強クラスでも、試合に中々勝てなくなってしまう時期、自滅してしまうシーン、ありますよね。
しかし、彼らはそれを克服し、更にレベルアップして戻ってきます。
イップスの原因と対処法をテニスバージョンで5つ紹介致します。
結果ではなく、成長過程を褒める
イップスに入っている状態は、失点を恐れるあまりに、緊張で筋肉が硬直してしまう現象です。
例えば、大事な決め球をミスしてしまい、試合に負けてしまったとします。人間はその時のミスを強く覚えてしまい、同じ場面の時に脳のフラッシュバック現象が起きます。
こういった場面の大切な方法は、考え方をポジティブに変えることが大切です。
「大事な場面でミスしてしまった、なんてことをしてしまったんだ・・・」
ではなく、
「そもそも大事な場面になるまで、俺は相手を追い詰めることができているんだ!!」
「この試合で自分の課題が見えた!次の練習会で意識して練習できるぞ!」
捉え方を少しずつポジティブに持っていく習慣を作る。これがイップス克服に効果的です。
ラケットを振り切れていない
イップスの1つの原因は、ボールが入らなくなった時です。
スイングを途中で止めるようにして、ボールの飛距離を調整しようとすることです。
この毎回の調整は、非常に繊細で困難な技術です。
毎回腕の動かす領域を変えるので、回転もラケットの面もブレブレになります。
連続してボールが入らない、それで試合に負けると、今後そのトラウマでスイングの調整がより上手くいかなくなります。
これは中級前後のプレイヤーの方に、見られやすい傾向があるので、特に注意しましょう。
スイングは常に肩の方まで振り切る、とすればフォームが固定され、ショットは安定するでしょう。
フォームをコンパクトに
スイングの項目と同様です。
イップスに陥っている時は、筋肉が緊張しがちです。そのため、通常の打ち方では、普段よりも面がブレて、スイートスポットにボールが当たりにくくなります。当然ミスが増えます。
イップスに陥ってる間は、フォームをコンパクトにすることです。
コンパクトに、そしてラケットを最後まで振り切れば、ラケット面のブレは最小限に抑えることができます。ミスが増え出したら、特に意識致しましょう。
対戦相手のレベル
草トーナメントで頑張られている方は、特にこの項目である可能性が高いです。
例えば、自分自身が中級クラスで良い成績を残し、次の中上級クラスに出たとしましょう。
今まで決まってたパターンで、ポイントが取れなくなるケースが出てきます。これは何か変えないと・・・、と新しい打ち方や展開を試します。
しかし、その分ミスが増えます。
ここで自信を失って改めて、元の中級レベルでプレイしたとしましょう。
ここで前とはフォームが崩れている可能性があるのです。
より上のレベルに挑戦するため、リスクを取った打ち方が入り、従来決まっていたポイントが入らなくなる。そしてイップスになる。
これはより上のレベルに到達ために、新たな戦術、打ち方を試す訳です。
それに関しては初心者レベルからのスタートです。まず確率が低いショットなので、試合では中々決まらない。
イップスは、
強くなるために、自分が変化している過程の1つであることもあります。
今の自分を信じて進むことが良いでしょう。負け始めたから、新たな試みを辞めて、上のレベルに挑戦できなくなっては勿体無いです!頑張りましょう。
休養
どうしても、イップスが治らない時は、思い切って1ヶ月程度ボールを打つのを辞める、テニスから離れて休む、という選択があります。
きっと、そわそわする状態が続くでしょう。しばらくすると状態になれ、そわそわが無くなり、リラックスモードに入ります。
そしてまた「テニスがやりたくてしょうがない」という本能のモチベーションが目覚めたら、また再開してみましょう。
楽しく、思い切ってボールを打てるようになります。
テニスに関わらず、何か調子悪い時は、距離を置いて休んでしまう、という対策法は色々な場面で応用できます。
是非試してみてください。
まとめ
今回はテニスにおけるイップス克服方法を5つご紹介しました。
Tennis Windsでは、イップスは筋肉の軽いうつ状態と考えています。
うつ状態は、危機的状況に陥った時に、
体が自分を守るために起きる、生物に備わった機能です。
イップスも危機状態で、精神的、筋肉的に、勝ちたい(自分を守る)ことへの生体機能と考えています。そういった時は、休養を取ることは、本当に大切なことです。
調子が悪い、中々試合に勝てない、そのような状況が少しでもポジティブに捉えられるようにと、この記事を作成致しました。
最後に、40代で現役復帰、ツアー勝利を達成した、伊達公子さんの言葉をお借りします。
「正直面白くはないけど、その状況も楽しんでいる」
伊達公子
と笑顔でインタビューで答えています。
そして、素晴らしい結果も残してくれました。
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Tennis Windsでは、『テニス🎾に関わる全ての人々をより幸せに』の理念の元、発信を続けています。是非、他の記事にも遊びに来てみてください。
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