こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
『芝の王者と言われるフェデラーだけど、どこまで凄いの?』
『フェデラー名前は聞くけど、どんなもんなの?』
『フェデラーファンです!』
芝の王者、ロジャー・フェデラー。
この名称は聞くけど、実際どこまで凄いの?と思われたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もう鼻血が止まらなくなるくらいに凄いのですが、客観的データに基づいてどれだけ凄いかを検証していきます。
ウィンブルドン
芝コートの最も大きな大会がウィンブルドン。
芝テニスの世界最強を決めるトーナメントです。彼がそのウィンブルドン単体で残している成績を見ていきましょう。
優勝回数 8回
準優勝4回
決勝進出12回
この大会は1年に1回しかありません。(笑)
最近ではトレーニングや食事環境も整い、テニス選手の現役寿命は長くなっていますが、
大体18~33才くらいの16年間程度です。(ロジャーは40歳近くまで現役を続けていますが、、)
ウィンブルドンは世界の最も強い128人がトーナメントで争う大会です。
その1つの大会で12回決勝進出するのが、いかにとんでもないことがご想像頂けるかと思います。
ウィンブルドンの優勝回数ランキングは
順位 | プレイヤー | 優勝回数 |
1位 | ロジャー・フェデラー🇨🇭 | 8回 |
2位 | ピート・サンプラス🇺🇸 | 7回 |
3位 | ビヨン・ボルグ🇸🇪 | 5回 |
3位 | ノバク・ジョコビッチ🇷🇸 | 5回 |
5位 | ジョン・マッケンロー🇺🇸 | 3回 |
5位 | ボリス・ベッカー🇩🇪 | 3回 |
歴代1位です。サンプラスはビッグサーブと神ボレーで、ウィンブルドン(あと一部ハードコート)に特化したプレイスタイルで7回優勝という当時ダントツの記録を打ち出しました。本当に凄い。
そして、フェデラーはそれを超えました。
しかもフェデラーは他のサーフェスにも対応できるプレイスタイルで芝の王者に輝いています。(クレーコートもナダル以外にはしっかり勝っています)
決勝進出回数ランキングは
順位 | プレイヤー | 優勝回数 |
1位 | ロジャー・フェデラー🇨🇭 | 12回 |
2位 | ピート・サンプラス🇺🇸 | 7回 |
3位 | ビヨン・ボルグ🇸🇪 | 6回 |
3位 | ノバク・ジョコビッチ🇷🇸 | 6回 |
3位 | ジミー・コナーズ🇺🇸 | 6回 |
3位 | ボリス・ベッカー🇩🇪 | 6回 |
フェデラーは決勝進出回数で、完全にダントツ1位です。
一番優勝し、そして一番決勝で悔しい思いをしている選手なのです。
またフェデラーは、ウィンブルドン5連覇の偉業を達成しており、連覇数の歴代ランキングは
順位 | プレイヤー | 連覇数 |
1位 | ロジャー・フェデラー🇨🇭 | 5連覇 |
1位 | ビヨン・ボルグ🇸🇪 | 5連覇 |
3位 | ピート・サンプラス🇺🇸 | 4連覇 |
4位 | ノバク・ジョコビッチ🇷🇸 | 3連覇 |
ウィンブルドンに関しては、ほぼ全ての項目で、フェデラーが1位記録を独占していることがお分かり頂けたかと思います。
またウィンブルドン単体で100勝を達成しているのは、歴代でフェデラーただ1人です。
ウィンブルドンだけで、フェデラーの芝の強さは十分お分かり頂けたかと思いますが、まだまだいきます。
ウィンブルドンも含めた芝コート全体での成績を次章から紹介します。
芝優勝回数
芝コートの優勝回数ランキングを見てみます。
順位 | プレイヤー | 優勝回数 |
1位 | ロジャー・フェデラー🇨🇭 | 19回 |
2位 | ピート・サンプラス🇺🇸 | 10回 |
3位 | ジミー・コナーズ🇺🇸 | 9回 |
4位 | ジョン・マッケンロー🇺🇸 | 8回 |
4位 | アンディ・マレー🇬🇧 | 8回 |
4位 | ケン・ローズウォール🇦🇺 | 8回 |
4位 | レイトン・ヒューイット🇦🇺 | 8回 |
4位 | スタン・スミス🇺🇸 | 8回 |
芝シーズンは、ハードコート、クレーコートシーズンよりも非常に短く、マスターズの大会もありません。
そのため、優勝数の絶対値は多くないですが、それでもフェデラーが圧倒的に強いことがよく分かります。あのサンプラスにほぼダブルスコアです。
もしも、芝シーズンがクレーシーズンと同じくらい長かったら、全体でも歴代最強はフェデラー一択でとなっていたかもしれませんね。
おすすめ記事:【理由がよく分かる】何故、フェデラーは年齢を超越したテニスができるのか?
3.芝勝率
とどめの成績、勝率です。
順位 | プレイヤー | 勝率 |
1位 | ロジャー・フェデラー🇨🇭 | 87.4% |
2位 | ジョン・マッケンロー🇺🇸 | 85.8% |
3位 | ロッド・レーバー🇦🇺 | 84.8% |
4位 | ノバク・ジョコビッチ🇷🇸 | 84.1% |
5位 | アンディ・マレー🇬🇧 | 83.6% |
6位 | ピート・サンプラス🇺🇸 | 83.5% |
7位 | ジミー・コナーズ🇺🇸 | 83.0% |
8位 | ボリス・ベッカー🇩🇪 | 82.3% |
9位 | ビヨン・ボルグ🇸🇪 | 81.8% |
10位 | アンディ・ロディック🇺🇸 | 79.6% |
ビッグサーバー、ボレーヤー、BIG4の面々が並ぶ中で堂々の勝率1位です。
これらが芝の王者と呼ばれるフェデラー所以です。
数字で見ても
あのウィンブルドンの白ウェアの似合う姿も
全て含めても歴代最高の芝プレイヤーなのではないでしょうか。
何故、フェデラーが最強であり続けるのか、圧倒的な技術の高さ、そして精神面の強さはどうやって身に付けたのか。
どうやって強くなったのかが、超詳しく分かる本もありますので、併せてご覧ください。
赤土の王者ナダルとのエキシビション
最後に小ネタを。
芝のフェデラーがあまりにも強かったのは、特に2004-2009年頃。
そして、赤土の王者ラファエル・ナダルもクレーコートで無敵に近い記録を出していました。
そのため、芝のフェデラーと土のナダル、どちらが強いのか?という1つの結果を見るために、
半分芝、半分クレーのテニスコート
でエキシビションマッチが行われました。
場所は、ナダルの故郷、スペイン・マヨルカ島でのテニス興業イベントとして行われました。
この時のフェデラーは芝コート48連勝、ナダルはクレーコート72連勝
大接戦になり、観客を熱狂させてくれました。ナダルの地元でしたが、フェデラー人気の凄まじさから、両者への声援が飛び交いました。
結果は、
●フェデラー 5-7 6-4 (10)6-7 ナダル○
神々の戦いでした。
まとめ
お腹一杯になられたかと思います。
芝の王者フェデラーがどれだけ凄まじいか、改めて実感した方、こんなに凄かったのかよ!と思われた方、いらっしゃると思います。
この歴代最強選手の現役に生きられていることを喜びたいです。
今後どんな芝のスペシャリストが出てくるか、これからの選手にも期待したいです。
ピートサンプラス氏が、グランドスラム14回優勝を達成した時も、もう二度と抜かれない記録なのではないかと囁かれていました。
しかし、3人の男が見事に更新してしまいました。
ロジャー、フェデラーの偉大な記録を破る選手も、もしかすると出てくるのかもしれませんね。
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