こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
『クレーキングと言われるナダルってどこまで凄いの』
『ナダルって聞くけど、どれくらい凄いの?』
『ラファエル・ナダルをもっと知りたい!』
赤土の王者、ラファエル・ナダル。
クレーキングというけど、どこまで凄いの?と思われたことのある方もいらっしゃるでしょう。
もう鼻血が止まらなくなるくらいに凄いのですが、客観的データに基づいてどれだけ凄いかを検証していきます。
全仏オープン
クレーコートの最も大きな大会が全仏オープン。
土コートの世界最強を決めるトーナメントです。彼がその全仏オープン単体で残している成績を見ていきましょう。
優勝回数 14回
この大会は1年に1回しかありません。(笑)
最近ではトレーニングや食事環境も整い、テニス選手の現役寿命は長くなっていますが、
現役でいられる期間は長くても、大体18~34才くらいの17年程度です。
その中で1つの大会で14回優勝を誇るということがいかに異常かがお分かり頂けるかと思います。
全仏オープンは世界最高の128人が集まる128ドローですよ。。。
1つ、仮の選手を想定します。
もしも、試合の勝率が50%の選手がいたとしましょう。
この選手が幸運にナダルの成績を残そうと思ったらどうなるでしょうか。
確率で(細かい計算式は読み飛ばして頂いて問題ないです。)
全仏オープンを優勝するまでには128人のトーナメントを勝ち上がらなくてはいけません。仮にサイコロを振って5回中4回優勝しようと思ったら1/128×1/128×1/128×1/128×5=5/268,435,456 = 0.0000019
0.00019%以下の確率でしか達成できません。
半端ない・・・。
また、全仏オープンのオープン化以降の優勝回数ランキングは
順位 | プレイヤー | 優勝回数 |
1位 | ラファエル・ナダル🇪🇸 | 14回 |
2位 | ビヨン・ボルグ🇸🇪 | 6回 |
3位 | グスタボ・クエルテン🇧🇷 | 3回 |
3位 | マッツ・ビランデル🇸🇪 | 3回 |
ちなみにナダルは5連続優勝をしています。これも歴代1位の記録です。
ボルグは4連続優勝で1歩届かずです。
いかにダントツなのかがわかります。
もう我々が生きている間は一生抜かれないのではないか、と思っています。
アルカラスがもしかしたら、歴代2,3位に食い込む可能性がありそうですが、ナダルはもう無理でしょう。。
フェデラーとジョコビッチが全仏オープンでそれぞれ1,2回しか優勝できていないのは、
もうナダルのせいと言って過言ではないでしょう。
ちなみに現在のナダルの全仏オープンの成績は112勝3敗です。
宿敵ジョコビッチに2回とソダーリング(全仏2度準優勝の選手)に1回負けたのみです。
これだけでナダルのクレーの強さは、お腹いっぱいなくらいお分かり頂けたと思いますが、まだ全仏オープン単体だけの成績です。(笑)
まだまだ凄まじい記録が待っています。
クレーコート優勝回数62回
クレーコートだけで優勝回数が62回です。
そもそもクレー以外も全て含めて、全てのコートでの合計でのツアー優勝回数のランキングでは、
アンドレ・アガシの60回が歴代ランキング11位です。下表参考。
順位 | プレイヤー | 優勝回数 |
1位 | ジミー・コナーズ🇺🇸 | 109回 |
2位 | ロジャー・フェデラー🇨🇭 | 103回 |
3位 | イワン・レンドル🇺🇸 | 94回 |
4位 | ラファエル・ナダル🇪🇸 | 88回 |
5位 | ノバク・ジョコビッチ🇷🇸 | 83回 |
6位 | ジョン・マッケンロー | 77回 |
7位 | ビヨン・ボルグ🇸🇪 | 66回 |
8位 | ピート・サンプラス🇺🇸 | 64回 |
9位 | イリ・ナスターぜ🇷🇴 | 64回 |
10位 | ギレルモ・ビラス🇦🇷 | 62回 |
11位 | アンドレ・アガシ🇺🇸 | 60回 |
ナダルは、生涯でクレーコートの試合しか仮に出なかったとしても、歴代10位の優勝回数に食い込みます。
ATP250の大会も今後出るとしたら、この記録はまだまだ伸びそうです。
ちなみにクレーコートの歴代優勝数ランキングは
順位 | プレイヤー | 優勝回数 |
1位 | ラファエル・ナダル🇪🇸 | 62回 |
2位 | ギレルモ・ビラス🇦🇷 | 49回 |
3位 | トーマス・ムスター🇦🇹 | 40回 |
4位 | マニュエル・オランテス🇪🇸 | 31回 |
4位 | ビヨン・ボルグ🇸🇪 | 30回 |
断トツすぎます。
マスターズ1000
マスターズ1000は4大大会の次に格付けされている大会です。
世界ランキングTOP30位の選手はモンテカルロを覗くマスターズの参加義務が課せられています。
つまり、レベルの高さは4大大会と同じ優勝の難しさを誇るビッグタイトルです。
現在、クレーコートマスターズはモンテカルロ、ローマ、マドリード(マドリードは2009年からマスターズ)の3大会です。
それぞれの優勝回数は
モンテカルロ | 11回(8連覇) |
ローマ | 10回 |
マドリード(ハンブルグ) | 5回 |
クレーマスターズだけで26回優勝しています。
ちなみにマスターズ1000全ての優勝回数歴代ランキングは
順位 | プレイヤー | 優勝回数 |
1位 | ラファエル・ナダル🇪🇸 | 36回 |
1位 | ノバク・ジョコビッチ🇷🇸 | 36回 |
3位 | ロジャー・フェデラー🇦🇹 | 28回 |
4位 | イワン・レンドル🇺🇸 | 22回 |
5位 | ジョン・マッケンロー🇺🇸 | 19回 |
のため、ナダルはクレー単体でも歴代TOP3に入れてしまうのです。とんでもない。。。
マスターズ1000に関する詳しい記事は「莫大な賞金額・・・!テニスのマスターズってなに?」で紹介しています。
まだまだ行きます。
勝率
では、今度はクレーコートの勝率を見ていきましょう。
先程全仏オープンは112勝3敗と申し上げましたが、これは勝率に換算すると、98%です。
恐ろしい数字です。しかし、1大会だけならそういうこともある可能性もあるので(いや、ないか?)
クレーコート全体の成績と勝率ランキングを見てみます。
勝率
順位 | 選手 | 勝敗 | 勝率 |
1位 | ラファエル・ナダル🇪🇸 | 464勝43敗 | 91.5% |
2位 | ビヨン・ボルグ🇸🇪 | 281勝45敗 | 86.2% |
3位 | イワン・レンドル🇺🇸 | 329勝77敗 | 81.0% |
4位 | ケン・ローズウォール🇦🇺 | 130勝32敗 | 80.2% |
5位 | ギレルモ・ビラス🇦🇷 | 679勝169敗 | 80.1% |
たった1人の勝率90%超えです。
ちなみにハードコートの勝率歴代1位はジョコビッチの84.0%、芝コートはフェデラーの87.4%(オープン化以降)で全サーフェス含めても歴代1位です。
同時に
この3人が同世代にいることがいかに異常事態であるかも分かります。
まだまだまだ行きます。
決勝戦の勝率
トドメの意味不明の結果、ラストです。
彼がクレーコートで決勝に進出した場合の勝率は、62勝8敗です。
8敗の内訳は、
・ジョコビッチ(4敗)
・フェデラー(2敗)
・マレー(1敗)
・ゼバロス(1敗)
BIG4とゼバロス選手にしか生涯で負けていません。
まとめ
お腹一杯になられたかと思います。
クレーキングナダルがどれだけ凄まじいか、改めて実感した方、こんなに凄かったのかよ!と思われた方、いらっしゃると思います。
この歴代最強選手の現役に生きられていることを喜びたいです。
今後どんなクレーコートスペシャリストが出てくるか、これからの選手にも期待したいです。
ピートサンプラス氏が、グランドスラム14回優勝を達成した時も、もう二度と抜かれない記録なのではないかと囁かれていました。
しかし、3人の男が見事に更新してしまいました。
このラファエル・ナダル選手の記録を打ち破る選手も、もしかすると出てくるのかもしれませんね。
Tennis Windsでは、『テニス🎾に関わる全ての人々をより幸せに』の理念の元、発信を続けています。是非、他の記事にも遊びに来てみてください。
コメント
ナダル強い
ナダル最強