こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
憧れのトッププロと同じラケットで打ってみたい。
そう思われたことのある方は、少なくないと思います。
今回はそんなテニスプレイヤー達(男子)のガット・ストリングに焦点を当てた記事です。
BIG3と日本人歴代最強級トッププロ達の使用ガット・ストリングを紹介します。
ガット選びの参考に、お使い下さい。
ロジャー・フェデラー
テニス界ダントツの年収、人気、結果、生ける伝説の男、ロジャー・フェデラー。
スイスでは硬貨になるほどの、国民的大英雄。
甘いボールは速攻で、そして華麗に仕留める彼のテニスを支えるガットを紹介します。
縦:Wilson Champions Choice Duo
・特に腕の負担が少ないナチュラルガット
横:Luxilon Alu Power Rough 125
・ポリガットの頑丈さ
・反発性が高く、ボールが飛びやすい
縦糸はウィルソン特性の高級ナチュラルガットで、横糸はルキシロンのポリガットを使用しています。
ガットは、縦糸と横糸を別々のガットにすることができます。
これを「ハイブリッド張り」と言います。
(アマチュアの方々も、プロのガット張り職人「張人」の方に頼めばやって頂けます)
片手バックハンドで、且つ攻撃的に攻め続けるスタイルのフェデラーにとって、非常に合いそうな組み合わせです。
ナチュラルガットは打感とホールド力が素晴らしく、コントロールとパワーを見事に両立しているために、使用しているプロが多いです。
(フェデラーが使用し出したことで、他の選手にも広がったという噂もある程)
ラファエル・ナダル
筋肉の鎧から生み出される、強烈なスピンボールで、クレーコートはほぼ無敵の強さを誇る伝説の男。
彼に憧れスピンボールを打ちたい人が、沢山出たことでしょう。彼が使う黄色いバボララケットは超有名です。使用ガットはどうでしょう。
縦横両方:Babolat RPM Blast 135
・八角形の形をしたガットで、トップスピン精度に特化
・高いホールド感を持つ
ナダル選手は、一般プレイヤーでも手の届く値段の、バボラ売れ筋のポリガットを普通に使用しています。
予想通りスピンガットを使用しています。ただ、このガットはジョリっとかかるスピンではなく、ホールド力も持つため、前に飛ばす力も優れています。
スピンと飛びのバランスを取っている所が特徴です。100%スピン特化のガットでは無いです。
関連記事:バボラ(babolat)を選ぶべき?テニスラケットの特徴、お伝え致します
ノバク・ジョコビッチ
安定した脅威のカウンターストロークテニスで2010年代で最も世界ランキング1位の期間が長かった選手。
そんな歴代最強級の選手はフェデラー同様、縦と横で、異なるガットを使用しています。
縦:Babolat VS Team BT7 Tennis String (12m)
横:Luxilon Big Banger Alu Power Rough 125 Silver String
縦糸のガットは、なんと表紙にナダルが描かれているガットを使用しています。
バボラのナチュラルガットを縦糸に使用して、スピン精度を磨きつつ、横糸のルキシロンのシルバーのポリガットで耐久性・打感を保つ組み合わせをしています。
ジョコビッチはフォアハンドはかなりのスピン量で打ち、バックハンドは厚い当て方で返します。
この2つの安定とスピンのガットの組み合わせはジョコビッチのテニスと相性が良さそうです。
錦織圭
日本のみならず、数々のアジア男子の歴史を大きく塗り替えて、島根が産んだ奇跡のテニスプレイヤー。
縦:wilson natural gut 16 130
・耐久性度はそこまで高くはない
・打感が非常に良く、腕・手への振動が少ない
・高いホールド力
横:Luxilon Element
・非常に柔らかいポリガット
・スピン性能が高い
フェデラー・ジョコビッチ同様、縦糸ナチュラルガットを使用しています。そして、横糸は柔らかいポリガット。
腕の怪我のケアが人一倍必要で、スピンボールを多用する錦織選手にとってうってつけのガットだと思います。
このナチュラルガットは、ボールを巻き込むように打つ選手にとっては、重いボールを手のひら感覚で打て、コントロールも両立できるガットとして評価されています。
ただ、耐久性はやや弱めです。
そのため張り替え頻度がやや高くなりがちで、ガットも少し高めですので、
・お財布にややゆとりのある方
・本気で試合に勝ちにいく競技者向け
のガットと言えるでしょう。
錦織選手は大会中でもガットの張り替え注文が特に多いプレイヤーとしても有名で、細かくメンテナンスしているようです。
錦織圭選手が憧れ・ファンのテニスプレイヤーの方はラケットと一緒に、ガットも少し奮発してこだわって見るのも如何でしょうか。
関連記事:【熱い】テニスメーカーウイルソンがよく分かる!wilson解説コーナー
西岡良仁
小柄な日本人で、主に相手をミスらせるパワーに頼らないテニスで世界ツアーに通用する、小さな巨人。
フォアハンドは山なりのスピン、バックハンドはフラット、そして左利き独特のスライスサーブ連発と非常に特殊なプレイスタイルで海外の大柄な選手も苦戦させています。
そんな彼の使用ガットは
縦横:YONEX POLYTOUR SPIN 125
・ポリガットの中でも硬めである
・やや弾きが良し
・単一繊維を五角形にした形状にすることでスピン機能に特化
・ガットは黒色と青色の2種類
スピン重視の西岡プロ、しっかりとスピンガットを使用しています。
YONEXのサイトでギガスピンとも言われている、硬いスピンガットです。
ある程度筋力のある、中級〜上級レベルの方が、ヘビートップスピンを打つのに最適なガットと言えます。
繊維の太さは1.20mmと1.25mmの2つです。
ガットは細い方がスピンはかかりやすい傾向にありますが、西岡選手の場合は太い方を採用しているようです。実際に打ってみて、自分に合う方を選択されたのでは、と思います。
色は黒と青です。自分のラケットに合った色で楽しむのも良いと思います。
まとめ
BIG3と日本の歴代最強級のトッププロ2名の使用ガットを紹介しました。
憧れのトッププロと同じラケットで打ってみたい。
そう思われたことのある方は、少なくないと思います。
是非、ラケットと同時にガットも揃えて、よりトッププロになったような気持ちでプレイして見るのも如何でしょうか。
Tennis Windsでは、『テニス🎾に関わる全ての人々をより幸せに』の理念の元、発信を続けています。是非、他の記事にも遊びに来てみてください。
最後に、今回ご紹介した、ガットを一覧にします。是非、お試しください。
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