こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
『ポイントが取れるパターンが欲しい』
『フォアハンドが得意、または足の速さに自信あり!』
『回り込んで打つのってリスク高くない?』
テニスプレイヤー必見!!
今回は相手コートをぶち抜くことができる、逆クロスショットについて細かく紹介します!
逆クロスを有効に使えば攻撃的なテニスで、試合を有利に進めることができます。
同時に相手の逆を付いてたくさん走らせることもできる、魔法のようなショットです。
相手に打たれる前に自分から仕掛けてしまいましょう!
まずは、そもそも逆クロスショットとは何か、の定義から確認しましょう。
クロスショットとは
まずは定義から説明します。
通常のクロスショットは、右利きの選手の場合フォアハンドストロークを、自分から見て右側から左側に向かって打つことです。
バックハンドの場合は自分から見て左側から右側に向かって打つことを指します。
逆クロスは文字通りそのまま逆で、
右側から左側にバックハンドで、
左側から右側にフォアハンドで
打つことを指します。
左利き選手は全てその逆となります。
逆クロスは体重を乗せやすい上に、ネットが低いところを、弾丸のように打ち抜くことができるショットです。
そのため
・非常に安定しやすく
・攻撃的なプレイ
が可能になるのです。
フォアハンド逆クロス
こちらはバックハンドの逆クロスより使用回数が多くなります。
こちらのショットが強ければ大きば武器になります。
しかも同じ利き腕の選手が対戦相手であれば、
フォアハンドの横回転ショットを相手のバックハンドに打てる状態になり、試合をより有利に進めることが可能です。
テニス選手は、フォアハンドと比較してバックハンドが苦手な方が多いので、そのような方には超有効sです。
バックハンド逆クロス
バックハンドの逆クロスは、バックハンドが得意な方向けのショットです。
バックハンドが得意な選手が、センターに来たボールをバックで捉えて逆クロスに打つことがあります。
これができる人は、稀です。
その分、相手からすると想定外の状況なので、威力がさほどなくても相手の逆を付く形になり、ポイントが決まってくれたりすることが多いです。
鍛えれば、打つ人そのものが少数派なので、初対戦の相手には特に有効です。
むしろほとんど試合する相手は初対戦になるでしょうから、是非とも習得する価値のあるショットです。
逆クロスの使い方
逆クロスの効果的な使い方を紹介致します。
チャンスボールをぶっ叩く
逆クロスは、チャンスボールをぶっ叩く時に使えます。
対戦相手からしてみると、浮いてしまったボールを相手が急に回り込んで攻めようとしてくるのです。それだけでも、身構えさせてフットワークを重くさせることが可能です。
逆クロスショットは、重心を前に倒しながら打つショットになりますので、
普通のクロスショットよりも重心をボールに乗せて打つことができ、腕力の弱い人でも強烈なショットを打ち込むことが可能なのです。
バックハンドを狙いやすい
テニスは、フォアハンドよりもバックハンドが苦手な人が多いです。
そのため、相手のバックハンドを狙うことは有効です。
しかし、通常のフォアハンドで相手のバックハンドを狙うとなると、ストレートにボールを打つ必要があります。
ストレートショットは、ネットがクロスショットよりも高くなり、飛距離も短く抑える必要があります。
当然ミスショットも増えます。
相手のバックを狙うならフォアの逆クロスの方が成功しやすいのです。
フォアに横回転をかける
ボールに回り込んで、そして体を回転させながら打つショットなので、
横回転がかかりやすくなります。
相手のバックハンドに横回転をかけられるということは、
右利き選手が左利き選手のサーブを打ち返す時に近い球種になるため、相手はボールをスイートスポットに当てることが難しくなります。
ストレートショットで相手の逆を突ける
逆クロスと見せかけてそのままストレートショットを打ち抜く使い方です。
逆クロスショットを使っていると、対戦相手は
「またこっちに来る!バックハンドを狙われている!」
と身構えてフォアサイドのケアが甘くなります。
そこで、すかさずストレートに打ち込むのです!
相手は逆を突かれる形になり、チャンスボールを返球してくる可能性が高まります。
そのままエースになることだってあるのです!
逆クロスの欠点
クロスに弾丸ショットを打ち込める逆クロスですが、その分欠点があります。
サイドがガラ空きになる
回り込んで打つショットですので、当然逆サイドがガラ空きになります。
甘いショットを打つと逆に相手にストレートを打たれて不利な展開になる諸刃の剣のような一面があります。
相手がストレートを強打できないように威力と回転をかけること、そして逆クロスを打ったらすぐ元のポジションに戻れるフットワークのトレーニングが必要になります。
疲労がたまりやすい
ボールを回り込んで打つわけですので、
通常のクロスショットよりも多く足を動かす必要があります。
体力トレーニングをしっかりと行うこと、そして多様しすぎると早く疲れやすいので、注意しましょう。
ここぞという時に、使うのもありでしょう。
また、逆クロス以外のショットはライジングショットを使うことで、自分が動く量を少なくすることで調整することが可能です。
下記記事、ライジングショットの使い方と併せれば、
相手の時間を奪いながら、チャンスは即攻める、
という非常に強いテニススタイルを作ることが可能です。
ストレートを狙われる
逆クロスを打ってバックハンドを狙うと有効ではありますが、
毎回同じところを打ってしまっては、相手に構えられて逆にやられてしまうことが多いです。
逆クロスで回り込んでから相手のストレートショットを拾うとなるとかなりの走距離になります。
先ほど紹介したようにクロスばかりではなく、時にはストレートも織り交ぜることで、相手に読まれない工夫をしましょう。
逆クロスが得意なプロ選手の紹介
逆クロスが特に得意なプロ選手2名を紹介します。
1人目 ロジャー・フェデラー
彼は、テニスを知らない人でも知っている程の伝説のプレイヤーです。
彼をここまでの選手にしているショットの根幹は、フォアハンドの逆クロスにあります。
フェデラーはフォアハンドに比べるとバックハンドがやや苦手です。
最強のライバル、ナダルにも、フォアのスピンボールで執拗にバックハンドを攻められて負けてしまうシーンが多かったです。(特にクレーコートでは)
しかし、そんな中フェデラーがナダルに何度も勝利を挙げることができるのは、ナダルのバック攻めが少しでも甘くなった時に、
すかさず回り込みフォアの弾丸逆クロスを放ちます。
ここで、ナダルはしまった!と、なりフェデラーの攻撃パターンに嵌められていくのです。
フェデラーの逆クロスは無回転に近い軌道を描くことが特徴です。
2人目 ジョーウィル・フリード・ツォンガ選手
ツォンガ選手は2008年の全豪オープンの準優勝者。
彼は顕著にフォアハンドの逆クロスショットがとても得意な選手です。
彼の逆クロスショットはショットの威力も凄まじいのですが、
ボールを名一杯体にひきつけてから、強烈な体感で体を回転させることで、
横回転が非常にかかることが特徴です。
あの世界最高のバックハンドと言われるジョコビッチ選手、錦織選手も、ツォンガ選手の回り込み逆クロスショットには守りに入らざるを得ない状況になります。
コートでバウンドした後も、外に逃げていくのです。
左利き選手がアドサイドからスライスサーブを打ってきたら、とても返しにくいですよね?
その現象に近い状況をツォンガはストロークで当たり前のように作り出しているのです。
また、逆クロスショットは体を回転させてるので、腰の怪我・予防は必須です。
下記、記事も併せてご覧ください。
まとめ
逆クロスはプロテニスの世界でも多様される程、その後の戦術が有利になるショットであることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
とにかく攻撃的に相手の弱点を突くにはもってこいです!
が、ただ、当然回り込むわけですから、逆サイドが空いてしまいます、素早く戻ることを忘れずに。
このショットを会得すれば今まで勝てなかった相手にも一気に勝ててしまうことだって考えられます。さあ、あなたもこのショットを今日から打って打って打ちまくっていきましょう!
Tennis Windsでは、『テニス🎾に関わる全ての人々をより幸せに』の理念の元、発信を続けています。是非、他の記事にも遊びに来てみてください。
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