こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
『フェデラー大好きすぎる!!!』
『30過ぎて、モチベーションを上げたい!』
『私は年齢を言い訳にしがちだ・・・』
そのような方向けの記事です。
テニス界の生ける伝説ロジャー・フェデラー。
彼は現在39才です。
2019年ウィンブルドン決勝進出、世界ランキング3位と、テニス界の歴史を根本から覆してしまう、意味不明な成績を残しています。
2021年、40歳を手前にしてウィンブルドンベスト8に進出しました。
控えめに言って、神です。
フェデラーは何故、年を重ねてもランキングを落とさないのか、負けないのか、今回はそんな内容を考察してみます。
プロフィール
まずは、フェデラー選手のプロフィールを復習します。
ロジャー・フェデラー
生年月日 | 1981年8月8日 |
身長 | 185cm |
利き腕 | 右 |
国籍 | スイス🇨🇭 |
プレイスタイル | アグレッシブベースライナー |
4大大会成績 | 優勝20回(全豪6回、全仏1回、全英8回、全米5回) 準優勝11回 |
単独成績 | ウィンブルドン決勝進出12回 全米40連勝 全豪11年連続準決勝進出 決勝戦24連勝 他、多数 |
生ける伝説。
意味不明すぎる超レジェンドプレイヤーであることが改めてわかります・・・。
サーブ
フェデラーが長い間戦い続けられる理由に、サーブの強さが大きいでしょう。
サーブは唯一、相手のショットに影響されずに打てるので、これが強いと本当に有利です。
他の選手も見ると分かるのですが、ビッグサーバーの方が選手寿命が高くなります。短いポイントで終わらせられるので、体力消耗が抑えられるからです。
では現役の有名なビッグサーバーと、BIG4のサービスエース数のそれぞれのサービスエース数、サービスキープ率を比較してみます。
順位 | 名前 | 国籍 | エース(本) | キープ(%) |
1位 | イボ・カルロビッチ | クロアチア🇭🇷 | 13,502 | 92 |
2位 | ジョン・イズナー | アメリカ🇺🇸 | 11,691 | 92 |
3位 | ロジャー・フェデラー | スイス🇨🇭 | 11,150 | 89 |
4位 | サム・クエリー | アメリカ🇺🇸 | 7,933 | 85 |
5位 | ミロシュ・ラオニッチ | カナダ🇨🇦 | 7,333 | 91 |
6位 | ケビン・アンダーソン | 南アフリカ🇿🇦 | 6,900 | 87 |
7位 | アンディ・マレー | イギリス🇬🇧 | 5,596 | 82 |
8位 | ノバク・ジョコビッチ | セルビア🇷🇸 | 5,478 | 86 |
9位 | ファン・マルティン・ デルポトロ | アルゼンチン🇦🇷 | 4,417 | 85 |
10位 | ラファエル・ナダル | スペイン🇪🇸 | 3,378 | 86 |
フェデラーは超有名なビッグサーバー達とほぼ互角の成績で
・歴代3位のサービスエース数
・サーブキープ率も89%
と、超ビッグサーバーの数字です。
ビッグ4内では突出してサーブが得意なことが良くわかります。
フェデラーが38才でウィンブルドンに決勝進出する大きな理由なのは間違いありません。
ここから、ウィンブルドンで使用されている芝サーフェスの成績を比較してみようと思います。
芝でのサービスキープ率
順位 | 名前 | 国籍 | エース(本) | キープ(%) |
1位 | イボ・カルロビッチ | クロアチア🇭🇷 | 2,726 | 95 |
2位 | ロジャー・フェデラー | スイス🇨🇭 | 2,210 | 93 |
3位 | サム・クエリー | アメリカ🇺🇸 | 1,742 | 90 |
4位 | ジョン・イズナー | アメリカ🇺🇸 | 1,619 | 94 |
5位 | ミロシュ・ラオニッチ | カナダ🇨🇦 | 1,417 | 94 |
6位 | ケビン・アンダーソン | 南アフリカ🇿🇦 | 1,206 | 89 |
7位 | アンディ・マレー | イギリス🇬🇧 | 1,141 | 89 |
8位 | ノバク・ジョコビッチ | セルビア🇷🇸 | 1,001 | 89 |
9位 | ファン・マルティン・ デルポトロ | アルゼンチン🇦🇷 | 593 | 90 |
10位 | ラファエル・ナダル | スペイン🇪🇸 | 566 | 88 |
芝コートはビッグサーバーが優位とは良く聞きますが、良くわかる数字ですね。
全員明らかにサーブのキープ率が上がっています。
フェデラーは芝になるとカルロビッチに次いで
・サービスエース数2位となり
・93%という驚異のキープ率
を誇ります。
彼が歳を重ねても成績を残せるのは、圧倒的なサーブの強さが大きな原因です。
サーブは、左右に動かさず、鍛えればポイントを短くすることができます。
スイスの後輩たちにも、フェデラーはサーブの重要性を強調して指導をしています。
年代ごとの詳細成績
フェデラーの、直近2004-2006年と直近数年間の年間成績を見てみましょう。
年代 | 勝敗 | 勝率(%) |
2004年 | 74勝6敗 | 93% |
2005年 | 81勝4敗 | 95% |
2006年 | 92勝5敗 | 95% |
2012年 | 71勝12敗 | 86% |
2013年 | 45勝17敗 | 73% |
2014年 | 73勝12敗 | 86% |
2015年 | 63勝11敗 | 85% |
2016年 | 21勝7敗 | 75% |
2017年 | 54勝5敗 | 92% |
2018年 | 50勝10敗 | 83% |
2017年の復活劇が特に異常すぎる。。
しかし、フェデラーは2013,2016年に怪我で長期離脱、家族・子供までいる、何がフェデラーがそこまで突き動かすのでしょうか。
それは『テニス愛』に他ならないでしょう!!!!
何故年を重ねても勝てるのか
今までの事柄から、何故フェデラーが年を重ねても勝てるのかをまとめます。
フェデラー選手は36才でグランドスラムを優勝し、世界1位を奪還しました。
これは歴史でも異常事態レベルの凄さで、歴代2位はアンドレ・アガシの33才です。
3年も1人で更新しました。
何かを超越し過ぎています。何故でしょうか?
サーブの強さ
前述の通り、フェデラー選手はサービスエース数歴代3位で1万本を超えている超ビッグサーバーなのです。
速度だけでいったらフェデラーよりもサーブの速い選手はたくさんいます。
フェデラーに超ビッグサーバーの印象が成績の割に少ないのは、他のショットもうますぎるからだと思います。
つまり、フェデラーは短い時間でポイントを獲得する機会がとても多いのです。それだけ体力を消耗せずにトーナメントを勝ち上がることができます。
「最近疲れやすくなったな・・・よし、じゃあ疲れる前に勝とう」
が可能なテニスなのです。
ナダル、ジョコビッチの存在
フェデラーは公言してはいませんが、
この2人が今も現役でトップにいるから、フェデラーも戦い続けるのではないかと思っています。
恐らくこの2人が既に引退していたら、フェデラーももう引退していただろう、と私は思っています。
3人の4大大会タイトル数を比較すると
フェデラー | 39才 | 20 |
ナダル | 35才 | 20 |
ジョコビッチ | 34才 | 20 |
ナダル、ジョコビッチが相変わらず強いため、
フェデラーは色々な成績が追い抜かれる可能性があるのです。特に4大大会優勝数は2人とも追い抜きかねない。
直近の優勝は全てこの2人が独占しています。
マスターズ1000のタイトル数は既にこの2人には負けています。また永久に抜かれないと一時言われていた、世界ランキング1位在位期間がジョコビッチにも抜かれました。
しかし、彼はまだ歴代1位を狙える記録があともう少しまで来ています。(優勝回数、マッチ勝利数など)
記録の更新に向けて、まだまだ進んで欲しい、そんなテニスファンも多いはず。
まとめ
フェデラーは、今もなお自分の記録を脅かすライバルがあり、何よりテニスが好き、彼が今も戦い続けている理由ですよね。
個人的には40才超えても続けて欲しいです。
むしろTOP10いるのではないかとさえ思ってしまいます。(リアルにありえそう)
Tennis Windsでは、『テニス🎾に関わる全ての人々をより幸せに』の理念の元、発信を続けています。是非、他の記事にも遊びに来てみてください。
コメント