こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
『テニスで大学進学を考えている』
『インカレに出場するのが、目標だ!!』
『今からテニスしようか、または子供にテニスを習わせようか迷っている』
そのような方向けの記事です。
錦織圭、大坂なおみ、松岡修造、西岡良仁・・・、世界的に成功した日本人選手は、日本の大学に進学せず、若くして海外に拠点を置いています。
大学を出ていては、プロとして活躍するのは厳しい。そう思ってしまいがちです。
しかし、そのような中、大学進学してからプロ入りし、輝かしい結果を残しているプレイヤーも数多くいます。
今回はそんな選手達について詳しく解説します。
杉田祐一
1988年生まれ。早稲田大学スポーツ科学部出身。
日本の大学出身のプロで、ATPツアー男子シングルス史上唯一の優勝者。自己最高世界ランキングは38位で、オープン化以降、錦織圭に次ぐ日本歴代2位の記録。
大学にはトップアスリート入学試験を通して入学した。(同期に、卓球の福原愛)
世界的に見ると身長175cmと小柄な体格だが、小回りを生かした素早い攻めで相手の時間を奪う。フラット系のショットが多いためか、球足の速いコートを得意としている。
実績 |
世界ランキング38位 |
ATP250 グラスコート シングルス優勝 |
チャレンジャー、フューチャーズ優勝多数 |
全日本選手権 シングルス優勝 |
佐藤次郎
1908年生まれ。早稲田大学出身。
オープン化前を含めると、錦織圭が全米オープン決勝進出を果たすまで、日本男子グランドスラム最高成績者。
戦前の大日本帝国時代のために戦うという、精神的な重圧からか(諸説あり)、インドネシアのマラッカ海峡にて26歳で投身自殺。
4大大会に5回もベスト4に進出しました、一度も決勝に進出できなかったことに対して、天皇と日本国民を失望させる堪え難い苦痛を感じていたとも述べられています。
今の日本からは考えられないご時世だっただけに残念です。
彼が現代に生まれていたら、錦織圭、いやそれ以上の選手になっていたのかもしれません。世界ランキングは最高3位を記録しています。(オープン化前と後ではランキングのシステムが違うので現代と比較することが出来ないです)
実績 |
全豪オープン ベスト4 |
全仏オープン ベスト4 |
ウィンブルドン ベスト4 |
早稲田大学在学中に日本ランキング1位になる |
全日本選手権 シングルス優勝 |
青山修子
1987年生まれ。早稲田大学出身。
ダブルスのスペシャリストとして、世界ツアーで幾度も優勝を重ねている。
実績 |
WTAダブルスタイトル 12回 |
世界ランキングダブルス21位 |
全日本選手権 シングルス優勝 |
関連記事:どのレベルに出たら良い?テニス、草トーに出場する上で知っておくべきこと!

坂井利郎
1974年生まれ。慶應義塾大学出身。慶應義塾大学院博士課程終了。
1度一般企業に就職した後に、プロ転向した珍しいキャリアを歩む。コーチとしての才覚にも優れ、ATP公式公認プロコーチの資格を持つ。早稲田大学講義も受け持っている。
実績
全豪オープン出場
石黒修
1936年生まれ、2016年没。息子は俳優の石黒賢。
息子も優秀なテニスプレイヤー。
慶應義塾大学を卒業し、世界的に大活躍した名選手。学生時代はインターハイ、インカレ、全日本ジュニア、全てを制覇する。
大学出身テニスプレイヤーで4大大会3回戦進出を2度果たす。当時の日本テニス界の常識を塗り替え続けた先駆者の1人。
実績 |
全日本選手権 3回 シングルス優勝 |
1963年 ウィンブルドン 3回戦 進出 |
1965年 全豪 3回戦 進出 |
福井烈
1957年生まれ。中央大学出身(中退)。
在学中に全日本選手権に優勝し、プロへの転向を決意した。
しかし、彼は海外での大会にはほとんど出場せず、日本国内を拠点に活躍した。そのため、世界ランキングの最高位は177位。
しかし、日本国内の成績を考えると、当時、海外で戦える環境が日本に整っていれば、4大大会でも戦える可能性が充分にあった選手である。
実績
全日本選手権 シングルス優勝7回(史上最多)
スティーブ・ジョンソン(アメリカ🇺🇸)
最後にアメリカの大学出身で、世界レベルまでたどり着いた選手を紹介します。
大学在学中では、全米大学体育協会で、大学のリーグ戦(日本でいうインカレ大学対抗戦)を戦い、その後プロ入りを決意する。ジョンソンは、1989年12月24日生まれ。錦織圭は1989年12月29日生まれ。この2人はたった5日違いの同い年です。
それに対し、錦織圭は2007年にプロ入りをしましたが、ジョンソンのプロ入りは2012年でした。
実績 |
2016年 オリンピック ダブルス 銅メダリスト |
全てのグランドスラムで3回戦以上進出 |
ATP250 4回優勝 |
世界ランキング21位達成 |
アメリカ大学のレベルの高さが伺えます。
まとめ
今回は大学出身から世界的に活躍した(している)名プレイヤー7名を紹介しました。
お子様がテニスをされている方、全小、全中、インハイ、インカレ上位進出を目指したいそこのあなた。是非、彼らの後継者として活躍する日を楽しみにしています。
また、仮に残念ながらプロにはなれなかった方でも、この頭をフルに使うスポーツで部活動に勤しんだ経験は、確実に世の中で役立つスキルになります。
就職活動でも有利です。
また、テニスショップやテニススクールに携わり、選手時代に培ってきた経験を、生徒達に届けることだってできます。
その一人一人の努力が日本テニス界の発展に役立つと思います。是非、共にテニス界を盛り上げていきましょう!
Tennis Windsでは、『テニス🎾に関わる全ての人々をより幸せに』の理念の元、発信を続けています。是非、他の記事にも遊びに来てみてください。
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