こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
ミスをしないテニスに重点を起き、同時に相手のミスを誘う、シコラーテニス。
「テニスは相手のコートに1球多く入れた方が勝ち」、このルールを極限まで突き止めたテニスです。
当然、本人が動く量も膨大になります。ましてや大会に出場しようものなら、1日に数試合行います。グランドスラムで男子ならば5セットマッチです。
このテニススタイルをつくり上げるトッププロ達は、本当に血の滲むよう体力トレーニングをし続けたことでしょう。
そんなトレーニングの鬼でシコラーテニスでトッププロに上り詰めた猛者、10人を紹介します。(注:シコラーとは言え、トッププロ達の中のレベルでシコラーの方々です。ストロークの鬼とも言うべきレベルです。)
ジル・シモン(🇫🇷)
シコラートッププロは誰?と聞かれたらこの選手の名が浮かぶ方も多いと思います。
全豪オープンで、世界歴代最強クラスのジョコビッチから100本のミスを引き出した、ストローク粘りの鬼。彼に付いたあだ名は「シモン沼」。一度ハマるともう抜け出せない。
ガエル・モンフィス選手との70回超えのラリーは、大きな波紋を呼びました。得点したのも、シモン選手。
実績
・世界ランキング シングルス 6位
・全豪オープン、ウィンブルドン ベスト8
・マスターズ1000 準優勝2回
キャロライン・ウォズニアッキ(🇩🇰)
女子は、男子よりもラリーが長くなりがちなので、ミスしないテニスを優先する選手は多いと思います。
が、その中でも特筆するレベルで、とにかく壁のようにボールを返し続ける美女プレイヤー、ウォズニアッキです。ついた異名は、「デンマークの壁」。驚異のミスの少なさとフットワーク。
美脚であり、強靭な足腰をしています。攻撃的なショットは本当にここぞのポイントの時まで取っておくスタイル。バックハンドの逆クロスショットが得意。
実績
・世界ランキング シングルス 1位
・全豪オープン優勝
ダビド・フェレール(🇪🇸)
Mr.ストイックハードワーク。身長175cmとトップ選手としては小柄ながら、
どんなボールも全て全力で追い続ける、強靭なフットワークで世界と戦い続けた戦士。
錦織圭ともたくさんの戦い、ストロークの鬼同士の白熱ラリーは見ごたえ抜群でした。
実績
・2013全仏オープン 準優勝
・世界ランキング3位
・パリ・マスターズ1000 優勝
ガエル・モンフィス(🇫🇷)
動画サイトでモンフィスのテニスを検索すると、アクロバットなプレイ集がたくさん出てきます。生粋のエンターテイナー。
ただ、派手なスーパーショットに目が行きがちになりますが、普段の彼のプレイは丁寧に繋げるストロークが主流です。そんな安定したテニスを武器に、ATPツアーファイナル出場も果たしました。
実績
・世界ランキング シングルス6位
・全仏オープン、全米オープン ベスト4
ギレルモ・コリア(🇦🇷)
サーブはコンパクトで確率重視、そもそもエースを狙いにはいかない。そうしなくとも強靭なフットワークとストロークの安定感で世界を相手に好成績を残しました、
彼の現役時代をご存知の方は、あの試合を忘れられないのではないでしょうか。そう、2004年全仏オープン決勝戦、vsガストン・ガウディオ。
スコアは、6-0 6-3 4-6 1-6 6-8
途中まで圧倒していましたが、彼に襲いかかったのは、足の痙攣。突如として彼は、足がほとんど動かなくなりました。
が、彼は棄権しなかった。第3,4セットを捨てて、足の回復に当てて、ファイナルセットに最後の力を振り絞りました。が、それでも一歩及ばず。涙が止まらない戦いでした。
実績
・世界ランキング シングルス3位
・2004全仏オープン 準優勝
アグニエシュカ・ラドワンスカ(🇵🇱)
自分のボディに来たボールを膝を大きく曲げて壁のように打ち返す。このフォームの先駆者とも言える、プレイヤー。
パワーが無くても、対戦相手の強いショットを打ち返す体の使い方が非常に上手なテニスプレイヤーでした。
実績
・世界ランキング シングルス2位
・2012ウィンブルドン 準優勝
マルチナ・ヒンギス(🇨🇭)
シコラーという部類に入るかは、微妙ではあります。
が、歴代の女子世界No,1の中で、サーブやストロークスピードが、かなり緩やかな選手です。若くしてタイトルを総ナメにした天才少女で、非力さを展開力でカバーした、伝説の名プレイヤー。
実績
・世界ランキング シングルス ダブルス 共に1位達成
・グランドスラム シングルス5回 ダブルス13回 混合ダブルス 7回 優勝
アンディ・マレー(🇬🇧)
世界歴代最強のフェデラー、ナダル、ジョコビッチと共に、4人の皇帝、BIG4の1人としてテニス界を支配し続けました。
怪我で体が人工股関節になっても、彼の試合に対する愛情を尽きない。どんなシーンでも、どんなショットを打たれても、彼の闘志は燃え盛っています。
ドロップショットを拾う時の、何としても速くボールに追いつきたい動作はかなり独特です。
(ラケットカンカン)
実績
・世界ランキング1位
・オリンピックシングルス2連覇(史上唯一)
・グランドスラム3回優勝
クリス・エバート
女子、初代世界ランキング1位の伝説の選手。エバート自体がシコラーではないですが、この時期はラケットも木製でボールも飛びにくかったので、非常にラリーが長くなりやすかったです。
その時期で世界1位になったエバートのプレイスタイルで、現代に君臨したらどう通用するのか、本当に見てみたくなるほどの恐ろしい安定感テニスの持ち主です。
実績
・世界ランキング 初代1位
・グランドスラム 優勝18回
ノバク・ジョコビッチ(🇷🇸)
究極のシコラーカウンターテニスを極めし頂点に君臨した、神のテニスを作り上げた男です。
188cmの身長と、長い手足、そして柔軟性、極限まで遠くのボールまで追いつき、どんなショットでも深くコントロールできます。
世界レベルのシコラーテニスを究極まで極めたプレイスタイル。彼からエースを奪う大変さは並大抵ではないです。
そのプレイスタイルはハード、クレー、芝コート全てに通用し、圧倒的な勝率、優勝数を誇ります。テニスには、柔軟性がいかに重要かを世界的に教えてくれた人物ではないでしょうか。
実績
・全てのマスターズ1000優勝(歴代でジョコビッチだけ)
・世界ランキング1位
・グランドスラム優勝 17回 (歴代3位)
まとめ
彼らはストロークの鬼です。
安定感を手に入れるために、一体どれほどのトレーニングを積み重ねてきたのでしょうか。
安定感重視テニスで上を目指し続ける選手にとって、彼らのプレイ、フットワークは非常に参考になるのではないでしょうか。参考になれば幸いです。
Tennis Windsでは、『テニス🎾に関わる全ての人々をより幸せに』の理念の元、発信を続けています。是非、他の記事にも遊びに来てみてください。
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*グランドスラム除く
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