こんにちは!テニスの魅力を日々お届け!Tennis Windsです。
『テニスしたことないけどフェデラーは知っている』
『フェデラーの若い頃の凄さってどれくらいなの?』
『テニス詳しくないけど、フェデラーは知っている』
そのような方向けの記事です。
テニス界に止まらず、絶大な影響力を誇るロジャー・フェデラー。Forbesスポーツ長者番付で、世界1位の年収を記録しました。そんな彼には、年を重ねても何度も何度も全盛期が訪れる恐ろしい現象が起きています。そんな恐ろしい現象を共に見ていき、彼の本当の全盛期はいつなのか、考えていきます。
参考:ATP公式サイト
1.2004-2007年(22歳~27歳)
思い浮かぶのは、この時期が第一候補でしょう!世界最強の8人が戦う、ツアーファイナルでは、オープニングムービーでは「who is stop federer(フェデラーを止めるのは誰か)」この絶対王者に7人が挑む!という構造でした。
勝敗、勝率、最高レベルです。彼のこの4年の成績は
年 | 勝敗 | 特筆すべき結果 |
---|---|---|
2004年 | 74勝6敗 | タイトル11個 グランドスラム3個 世界1位 |
2005年 | 81勝4敗 | タイトル11個 グランドスラム2個 世界1位 |
2006年 | 92勝5敗 | タイトル12個 グランドスラム3個(4つ全てに決勝進出) 世界1位 |
2007年 | 68勝9敗 | タイトル8個 グランドスラム3個(4つ全てに決勝進出) 世界1位 |
合計 | 315勝24敗 | タイトル42個 グランドスラム11個 4年連続世界1位 |
24敗のうち8敗が最大のライバル、ラファエル・ナダルです。
彼の客観的数字のみによるテニス成績の全盛期は、この期間でしょう。
では、何故他の時期が全盛期だという声が上がるのでしょうか。
関連記事:フェデラーとナダルの本当の仲は!?
2.2009年(29歳)
最初にフェデラーが衰えたと言われ出したのが、2008年。5歳年下のナダルに、世界ランキング1位を奪還されてしまいました。フェデラーの1位は、ここまでか、フェデラーは衰えたと囁かれたこの2009年、彼は復活しました。
世界1位奪還への、彼の灼熱の炎のリベンジ魂は、もしかしたらこの時期が最強だったかもしれません。そしてこの2009年ナダルにも勝利し、世界ランキング1位を奪還致しました。彼の1項目は彼の20代前半~中盤、そして2009年はkれの20代最後の1年でした。
つまり、彼の20代は常に全盛期だったということでしょう。
彼は20歳前後までは、短気で、あまり素行の良くない選手でした。
そこから、彼がなぜ、この偉大な成績、勝利への執念を燃やし続けることができたのか、
この本に記されているので、是非、併せて読んでみてはいかがでしょうか。
3.2017年(35歳-36歳)
フェデラーが、世界中のテニスファンに驚愕、感動の嵐に包み込まれた、奇跡の1年を生み出したのが、この2017年でした。
2016年、フェデラーは大きな怪我をして、フェデラー史上最も長い休養期間が必要になり、ウィンブルドン以降全て欠場。出場は2017年の全豪オープンからとなりました。
その期間にフェデラーのランキングは16位まで落ち、10数年ぶりのTOP10落ち。年齢も35歳、36歳。ほとんどの選手が引退している年です。
しかし、全豪オープンで奇跡が起きました。
ラウンド | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|
1回戦 | 7-5 3-6 6-2 6-2 | メルツァー 300位 |
2回戦 | 7-5 6-3 7-6(3) | ルビン 200位 |
3回戦 | 6-2 6-4 6-4 | ベルディヒ 10位 |
4回戦 | (4)6-7 6-4 6-1 4-6 6-3 | 錦織 5位 |
準々決勝 | 6-1 7-5 6-2 | ズべレフ兄 50位 |
準決勝 | 7-5 6-3 1-6 4-6 6-3 | ワウリンカ 4位 |
決勝 | 6-4 3-6 6-1 3-6 6-3 | ナダル 9位 |
ナダルも、長期の離脱でランキングを9位まで落とし、この大会が復帰戦でした。
そして、2人ともグランドスラム決勝まで進出するという、夢のような2人の大復活の感動ストーリーでした。
そして、フェデラーはこの年、フェデラーはランキング2位でフィニッシュ。そして翌年も全豪オープンで優勝し、世界1位に復帰、36歳で歴代最年長世界ランキング1位を樹立しました。これもフェデラーの全盛期という説もあります。
4.2021年(39歳-40歳)
コロナ渦で2020年のツアーは、大半が中止になり、一年の後半に集中する過密スケジュールとなってしまいました。
フェデラーも39歳で40手前。愛する妻子もいる。ここはもう潮時なのかな、普通はそう思っても良いのではないでしょうか?
しかし、彼は違いました。2020年の芝のハレの大会での復帰を明言していましたが、2020大会の中止が決まりました。次にフェデラーから出た一言は
「私はすでに、来年のハレに出場できることにワクワクしている」
と、来年出場の意思を示しました。本当に心からテニス生活を愛しているフェデラーの40歳の姿は、トロフィーを掲げている姿かもしれません。
5.永遠
フェデラーの全盛期は永遠に続くのではないか。
彼は年齢を重ねる度に、テニス、人間的、社会的貢献が洗練され、家族を大切にしている人類の宝の1つです。
フェデラーは既に、財団を立ち上げ、たくさんの世界中の人たちに幸せな生活を送るための手助け活動をしています。
彼はこのような社会貢献を年々行なっていくことでしょう。
そして、フェデラーの影響を受けた人たちが、また自分で道を切り開いていく。
彼の存在が地球歴史上に残り続ける全盛期なのかもしれません。
まとめ
フェデラーの全盛期は、テニス選手としての客観的な数字では20代中盤でしょう。
しかし、史上最高齢の記録を更新し続ける今では、30代後半の今も全盛期でしょう。そして20代後半の全仏、ウィンブルドンのクレー、芝コートを連続優勝を唯一達成した年でした。
そしてキャリアゴールデンスラムを達成した年もあります。
そして、フェデラーの人生の全盛期は、今生きているその瞬間でしょう。そして、そんなロジャーの影響を受けた子供達が成長し、次世代に引き継がれていく。
終わりなきロジャー人生の快進撃は、これからも続いていくのでしょう。
結論、フェデラーの全盛期は常に今なのではないでしょうか。
感動、夢をありがとう。そして、これからも。
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